電子式・自動平衡形海水温度記録計
 MKST-21形 MKSN-21形(フェルトペン式) (熱ペン式)


※この写真は「MKST-21形」(フェルトペン式)です。

概要

本器は、弊社従来品(M形及びMT形)をさらに発展させ、
電子式自動平衡機構に記録機構を組合せ、航海中に変化する水温を手動操作なしに
連続的に自動指示・記録しますので、漁労合理化計器の一環として漁船の大小を問わず
広く装備され、さらに各水産研究所・試験場の養殖水槽など多方面に利用されています。

正確・便利な本器の採用により、海況の変化を系統的に配列・保管することができ、
漁場の調査や出漁計画の樹立と充実した操業管理が可能となります。


特長

 1.魚の適水温を考慮し、しかも1目0.2℃の高性能を満足させるため、
   3段切換式を採用し、水温専用記録計として設計されています。
   
(-2℃〜+16℃・・・さけ、ます、たら、にしん等)
   (+8℃〜+26℃・・・かつお、まぐろ、さんま、さば等)
   (+18℃〜+36℃・・・赤道近辺)

 2.高性能の増巾器と記録機構の採用は、常に最良感度の平衡と正確な
   連続指示・記録を致します。
 3.計器のチェックは外部から容易にでき、MKST形はフェルトペンの交換・
   注油・記録紙の取替などは簡便で計器の保守に十分留意してあります。
   MKSN形は熱ペン式でインクの保守などのわずらわしさがなく、いっそう
   保守が容易です。
 4.記録紙は折畳式なので、航海中の記録が容易に見られ、保存はきわめて
   便利です。
 5.海上の過酷な条件にも十分耐え、衝撃にも強い構造です。



仕様

●取付方法:壁掛形・埋込形

●記録方式:1点フェルトペン書実線式 または 1点熱ペン書実線式

●測定:1点式(表面水温用標準)
[ご希望により2点式(表面、中層水温用)も製作いたします。]

(注)通常表面水温を連続指示記録し、切替えた場合は中層水温となります。
ただし、記録の必要なく指示だけ読取る場合は、記録スイッチをOFFにし指示計として使用できます。

●測定範囲:-2℃〜+16℃、+8℃〜+26℃、+18℃〜+36℃
3段切換(1目0.2℃)

●記録紙速度:7速切換設定 (6.25/12.5/25/50/100/200/400 [mm/h])

●記録紙:帯状折畳式(幅200mm、記録幅180mm、全長20m)
※連続使用にて25mm/hの時、約30日分

●精度:±1%

●動作感度:±0.25%

●電源:AC100V〜110V  50または60Hz(周波数指定)  1φ
※直流の場合はインバーターを使用します。

●消費電力:約20VA

●標準塗装色:マンセルN2.5G7/2

●質量:約23kg

外形寸法図はこちら

動作原理図はこちら



オプション

1.アナログ出力(100mV/℃)
 型式:MKST-21-A  MKSN-21-A

2.BCD出力
型式:MKST-21-B  MKSN-21-B

3.NMEA-0183出力
型式:MKST-21-N  MKSN-21-N

 
MENU